様々なタイル工事の種類をご紹介

床や壁にタイルを施す工事をタイル工事と言います。家でタイルを使用する場所は多く、浴室や洗面所、トイレなどに用いることが多いです。石や土のタイルは劣化しにくいため、外壁にタイルを使用するとメンテナンスの手間が少ないというメリットもあります。タイルの種類は豊富にあり、工事の種類も多いため目的に合わせた工事が可能です。タイル工事の種類を紹介します。

タイル工事の種類

タイル工事にはタイルと接着剤・下地を使用します。タイルの貼り方にも様々な技術があり目地と言われるタイルとタイルの間隔も、どれくらいの幅にするかによって印象が変わるのが特徴です。主なタイル工事には弾性接着剤張り(はるかべ工法)・圧着張り・改良圧着張り・密着張り・改良積上げ張り・モザイクタイル張り・マスク張りなどがあります。

弾性接着剤張り(はるかべ工法)

弾性接着剤張りは、公示後の安全性が高いのが特徴です。弾性接着剤張りでは、タイルの裏に凸凹のある裏足形状の専用タイルを使用します。くし目ごてで塗った下地である接着剤にタイルを張り付ける施行方法です。タイルを自由に貼ることができるためデザイン性が高い壁や床に適しています。弾性接着剤張りで貼ったタイルは、外から加わる力に強いためこまめなメンテナンスを必要としません。

圧着張り

圧着張りは、小口平~二丁掛までのタイルに適した施行方法です。下地には張付けモルタルを使用し、タイルは木槌や金づちの柄などで叩き込むように貼り付けていきます。下地を塗った後、時間があくと剥離する可能性が高まるため、タイルをできるだけスピーディーに張り付けることが重要です。施工効率が良いというメリットも持っています。

改良圧着張り

改良圧着張りは圧着張りと同様に下地にモルタルを塗りますが、タイルの裏にもモルタルを塗るのが特徴です。圧着張りのデメリットであるモルタルを塗った後の時間管理の対策として開発されました。タイルにさらにモルタルを追加することでタイルの剥離を防ぎます。剥離率が低くなることで安全性を高めることが可能です。圧着張りよりも多くのモルタルが必要となりますので、準備の際に不足しないように気を付けましょう。

密着張り

密着張りは小口平~三丁掛サイズのタイルに適したタイル工事です。下地には貼り付けモルタルを使用します。モルタルを塗った後、振動工具を用いてタイルを張るのが特徴です。注意点としては塗ったモルタルの厚みが不足していたり、タイルをおさえる力が少なかったりすると剥離が発生することがあります。目地部の仕上げも同時にできるため外装工事に多用される方法です。

改良積上げ張り

改良積上げ張りは、小口平~四丁掛サイズのタイルに対応した施工工事方法です。下から一段ずつ上に向かって貼っていきます。下地の精度が必要なく、ゆがみなどが出にくく仕上がりがキレイなのがメリットです。モルタルは乾燥すると収縮する性質がありますが、改良積上げ張りはその影響を受けにくいのでキレイに貼ることができます。

モザイクタイル張り

モザイクタイル張りは、モザイクタイルにマッチした工事方法です。貼り付けモルタルを塗り、モザイクタイルユニットをたたいて貼り付けます。たたく際にはたたき板を使用するのがポイントです。施工効率が良いため、様々なシーンで活用されています。モルタルの厚みが薄くなりやすいため、剥離が発生しないように注意が必要です。

マスク張り

マスク張りはモザイクタイルに向いているタイル工事です。モザイクタイルユニットに専用マスクをかぶせ、貼り付けモルタルを塗って張り付けます。たたき板を使って張り付けるので、素早い貼り付けが可能です。素早く貼り付けることで剥離を防ぎます。仕上がりに影響が出やすいので、丁寧な下地が必要です。

タイル工事の種類を知ろう!

タイル工事には様々な種類があり、種類によって最適なタイルサイズも異なります。タイル工事をスムーズに進めるためにもタイル工事の種類を知ることが大切です。タイル工事の種類によっては下地の塗り方やタイルの貼り方が異なります。タイル工事方法を決定する際には、仕上がりの美しさや施工効率、タイルの剥離発生の可能性などを考慮するようにしましょう。